「99・9」TBS初の社員弁護士が法律監修「刑事事件の誤解解きたい」

[ 2016年6月5日 10:00 ]

TBS初の社員弁護士で、日曜劇場「99・9―刑事専門弁護士―」で法律監修を務める國松崇氏

 嵐の松本潤(32)が主演を務め、高視聴率をキープしているTBS日曜劇場「99・9―刑事専門弁護士―」(日曜後9・00)。同局初の社員弁護士で、法律監修を務める國松崇氏にこだわりや作品の魅力を聞いた。

 國松氏は同じ日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」「下町ロケット」に続き「99・9」で脚本作りや法廷シーンの演出などについて監修を担当。役割はセリフや手続きの流れに問題がないかチェックしたり、使用する書類などの小道具の内容を指導することはもちろん、法廷での撮影には必ず立会い、法廷内での動き方や被告人が座る位置など細かい部分にも目を配る。

 法律の専門家がドラマを見ても違和感がないようリアリティーにこだわる一方で「あまりやりすぎると、すごい間延びしちゃったり、ドラマとしての面白さが半減したりする」ことから「ギリギリ大丈夫かなという線をうまく突くようにセリフを直したりしています」と苦心していることを明かした。

 國松氏自身、会社業務とは別に刑事事件の国選弁護活動を行っている。「刑事事件に関わる弁護士は誤解を受けることが多いんです。悪い人の味方をしている、というイメージを漠然と持つ人も多いのではないでしょうか。特に重大犯罪、例えば悪質な殺人や汚職事件などで弁護を務める方は犯罪者の味方をしているという見られ方をしがち。弁護士になる人でさえ刑事をやりたくないという人は少なくありません。私としてはその誤解を解きたい」という思いがある。

 その思いを実現させる1つの方法として「TBSテレビというメディアに入った自分なりのやり方があるとしたら、こういうドラマに関わって、公式サイトのコラム(スペシャルコンテンツ「弁護士豆知識99.9のQQ.Q」)で刑事弁護のリアルな姿を書いてみたりとか、それが分かるようなセリフを入れてみたりとか。熱い志を持って刑事弁護をやっている先生たちの思いを自分なりに反映させて誤解を解いたり」できるのではないかと考えている。

 その結果として「刑事弁護をやってみたいと思うような若い弁護士や、弁護士を目指す学生さんが増えてくれれば、それはもしかしたらテレビ局に入った自分にしかできないことかもしれないと思っています」と話した。

 5日に放送される第8話は、深山(松本)が殺人の容疑で逮捕されてしまう。警察の調べによると、深山は 鈴木 (林泰文) という男とレストランで会っていた。鈴木は、深山が作った調味料を料理にかけて口にしたとたん、苦しみ倒れ、病院搬送後まもなく死亡。深山の自宅から押収したパソコンからは、毒物の購入履歴が見つかったという。動かしようのない証拠を突きつけられた深山は、留置所の中から “事実”を突き止めようとするが――。

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