“先輩”石原慎太郎氏 又吉の才能認める「次回作は違う世界のことを」

[ 2016年6月5日 22:11 ]

「行列のできる法律相談所」に初出演する石原慎太郎氏(C)日本テレビ

 元東京都知事で作家の石原慎太郎氏(83)が5日放送の日本テレビ「行列のできる法律相談所」(日曜後9・00)に初出演。様々な話題について言及しスタジオを沸かせた。

 石原氏が番組に登場し第一声で「いやだねぇ~」と口を開くとスタジオは緊張。しかしゲスト出演していた女優の高畑充希(24)が東京マラソンの話題をふると「Qちゃんに“銀座を走りたい”と言われてね」と語り、当時の警視総監に直接掛け合って東京マラソンを実現させたという裏話を披露した。

 また番組MCの東野幸治(48)が、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹(36)の芥川賞受賞についてのコメントを求めると「(又吉の著作を)読んだ。才能あると思う。才能あるから次回作は違う世界のことを書いたほうがいい」と、芥川賞作家の“先輩”としてアドバイス。さらにタレントの鈴木奈々(27)が「今の東京都知事をどう思いますか?」と直球の質問。「ちょっと残念。あの人も離婚でお金がかかったんだろう」とばっさり切った。自身の息子で俳優の石原良純(54)についても言及し「バカ真面目すぎて芸人として幅がない」と評してスタジオを沸かせた。

 また石原氏は、かつての宿敵・田中角栄元首相の生涯を一人称で書いた著書「天才」が65万部を突破。番組内でも角栄について語り「田中さんが生きていて相談できたら、もっと政府を動かせた」とスタジオを感動させ、番組の弁護士団とロッキード裁判について議論すると、「良い番組だね」と顔をほころばせる一面も見られた。

 番組最後でも再び角栄について言及。「みなさん角さん(田中角栄元首相)を忘れてはいけません。この人が日本を作った」と強調し、自著を紹介しつつ改めて角栄を称えた。

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2016年6月5日のニュース