「東京ラブストーリー」続編完成　クリアアサヒ１缶で１話読める

クリアアサヒシリーズのキャンペーンで復活する「東京ラブストーリー」の新作の１ページ（Ｃ）柴門ふみ／小学館

　１９８０年代後半を代表する恋愛漫画で、織田裕二（４８）と鈴木保奈美（４９）の出演したドラマも大ヒットした「東京ラブストーリー」の本格的な新作が、２３日からアサヒビールのキャンペーンでネット配信される。

　今年１月には、２５年ぶりの新作が読み切りで発表された。２５年前に別れた完治とリカが、お互いの子供同士の結婚という、まさかの展開で再会し、ファンを驚かせた。

　今作は読み切りに続く内容で、１２ページの作品が３話。リカと再会した完治に妻さとみは気をもみ、一方でさとみの元カレ三上が現れるなど、それぞれ家庭持ちのアラフィフが、昔の恋と目の前の現実の間で揺れ動く。

　漫画を読むには、クリアアサヒシリーズ（第３のビール）購入レシートの撮影画像を特設サイト（clear-comic.jp）にアップロードすれば、１缶につき１話読むことができる。コンビニ限定企画で、スーパーなどの購入では読めない。スマホやタブレット、パソコンで閲覧可能だ。

　キャンペーンは８月１５日までだが、９月３０日まで読める。

　同作は１９８９～９１年、漫画誌ビッグコミックスピリッツ（小学館）で連載。「トレンディードラマ」の代表作とも言われるが、アフリカ育ちの帰国子女リカと地方出身者の完治、その同級生である三上、さとみらが、バブル期の東京を舞台に不器用にぶつかり合う姿が共感を呼んだ。

　作者の柴門ふみさんは「読み切りでは描き切れなかった２５年後の三上君を登場させることができました。結婚２０年以上経った夫婦と、２５年来の友情が絡み合う話を楽しんでいただければと思います」と話している。

　≪「バンビ～ノ！」新作も登場≫キャンペーンでは０４～１２年にスピリッツで連載された人気漫画で、イタリア料理店を舞台にした「バンビ～ノ！」の新作も登場する。横浜の店「レガーレ」でチーフを務める主人公・伴省吾のもとに、お得意様の野上が来店。スペシャル料理を振る舞うべく、食材探しに山形の山奥へ向かう。せきやてつじさん原作で、０７年に「嵐」松本潤主演でドラマ化された。