4月期16本中9本 “ドラマのフジ健在”を見せつける脚本家たち

[ 2016年5月4日 16:00 ]

ヒットドラマでの復活が待たれるフジテレビ

 4月期スタートのドラマがいずれも視聴率1桁台と苦戦が伝えられるフジテレビ。だがドラマの面白さを左右し、その骨格を担う脚本家を発掘したという点では、現在のフジテレビの貢献度はどの局よりも高い。それは今期ドラマの脚本家の出身を見れば明らかだ。

 フジテレビは1987年からほぼ毎年若手のシナリオライターを募集する「フジテレビヤングシナリオコンクール」を開催、毎年次々と有能な若手脚本家の発掘に成功している。前クールの月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」をはじめ、名作「東京ラブストーリー」(91年)や「Mother」(日本テレビ・10年)など話題作を数多く発表している坂元裕二氏は、このコンクール第1回大賞受賞者だ。

 そして今期ドラマの多くは、そのコンクール出身者が脚本を務めている。

 フジテレビ系「ラヴソング」の倉光泰子氏(第26回大賞)を筆頭に、同「僕のヤバイ妻」の黒岩勉氏(第20回佳作)、TBS系「重版出来!」の野木亜紀子氏(第22回大賞)、日本テレビ系「世界一難しい恋」の金子茂樹氏(第16回大賞)、フジテレビ系「早子先生、結婚するって本当ですか?」の水橋文美江氏(フジ・第3回応募)など、4月スタートの21時台から23時台までのドラマ16作品中9作品がこのコンクール出身者。残り7作品の中には他局が行っているシナリオコンクール出身者は一人もいない。

 数字の上では苦しい戦いが続くが、現在の日本のテレビドラマはフジテレビが入口だった脚本家で支えられているといっても過言ではない。他局のドラマ制作部門の人間が口をそろえて言うのは「フジのドラマは怖い。いちばん力を持っている」。人材発掘に長けた局だけに、局面が変われば低迷から脱出する日は必ずやって来る。

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