NHK会長 「とと姉ちゃん」好スタートで今後に期待「楽しみにして」

[ 2016年4月7日 15:29 ]

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロインを務める高畑充希

 NHKの籾井勝人会長(73)が7日、東京・渋谷の同局で定例会見に出席。4日にスタートした女優の高畑充希(24)がヒロインを務める連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜前8・00)に期待した。

 籾井会長は初回平均視聴率22・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)について「好調な滑り出し」と評価、「温かい家族ドラマを懐かしい日本の風景とともに描くことができた」と仕上がりも自信。期間平均視聴率23・5%といった今世紀最高の水準で推移し、人気を博した前作の「あさが来た」に続く、作品とあって注目度も高かった。「我々としてもかなり緊張して見ていた」とし、結果的に好スタートを切ったことで「これを何とか維持できれば、さらに上をいっていただければ非常にいい」と今後の盛り上がりにも期待を寄せた。

 ヒロインの高畑は来週以降に本格登場となるが、「今は浜松ですが、この後、上京する彼女がどんなふうに成長し、女性のための雑誌を作っていくか、楽しみにしていただきたい」と続けた。また、ヒロイン像については「朝の番組としては前向きで活発な、何にでもチャレンジしていく女性を期待しています」と話した。

 4日放送の初回に記録した平均視聴率22・6%は、今世紀最高を記録した前作「あさが来た」の初回を上回る好発進。朝ドラの初回としては2001年後期「ほんまもん」の23・1%に次ぐ今世紀2位の好スタートを切った。朝ドラ通算94作目。昭和初期から高度経済成長期を背景に、亡き父親に代わり、一家の大黒柱として母親と2人の妹を守る「とと(=父)姉ちゃん」こと小橋常子(高畑)が戦後の東京で女性向け雑誌を創刊する姿を描く。モデルは雑誌「暮しの手帖」を創刊した大橋鎭子さん。

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2016年4月7日のニュース