「あさが来た」期間平均23・5% 「さくら」上回る朝ドラ今世紀最高

[ 2016年4月4日 09:45 ]

「あさが来た」のヒロインを務めた波瑠(左)と玉木宏

 女優の波瑠(24)がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「あさが来た」(月~土曜前8・00)の最終回が2日に放送され、全156回を通じた期間平均は23・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。朝ドラとしては2002年前期「さくら」(23・3%)を上回り、今世紀最高を記録したことが4日、分かった。

 最終回の平均視聴率は27・0%。初回21・2%でスタート。週間平均は全26週で20%の大台を突破した。番組最高は第59話(昨年12月4日)の27・2%。
 
 幕末から明治・大正時代を背景に、大阪有数の両替商に嫁いだヒロイン・今井あさが商売の才覚を発揮して実業家となり、日本初の女子大学設立に奔走する姿を描いた。モデルは“明治の女傑”と呼ばれた広岡浅子。朝ドラ初の幕末スタートとなった。

 朝ドラ通算93作目。2005年後期「風のハルカ」を手掛け、フジテレビ「不機嫌なジーン」(05年)で向田邦子賞を最年少受賞した大森美香氏(44)が脚本を担当。AKB48によるオープニングテーマ「365日の紙飛行機」も好評を博した。

 最終回は、あさ(波瑠)とはつ(宮崎あおい)は2人が歩んだ道のりを振り返る。その中、宜(吉岡里帆)が久々に加野銀行を訪れる。千代(小芝風花)と再会した宜は、あさの話をする。そして、あさは千代や宜、成澤、女子大学校の学生たちと御殿場の別荘で勉強会を行う。あさは今まで自分が見て、感じてきたことを一同に語りだす…という展開だった。

続きを表示

2016年4月4日のニュース