風見しんご、07年長女事故死の翌年に長男死産…著書で明かす

[ 2016年4月4日 06:30 ]

著書「さくらのとんねる」上梓した風見しんご

 07年1月に交通事故で長女えみるさん(享年10)を亡くしたタレントの風見しんご(53)が、その1年後に男児を死産で失っていたことをあす5日発売の著書「さくらのとんねる」(青志社)で告白している。

 当時小学5年生だったえみるさんは登校中に大型トラックにひかれた。現場は都内の自宅から約100メートルしか離れていない横断歩道だった。

 悲しみに沈む中、風見が「初めて未来を考えるきっかけになった」と振り返る出来事が1年後にあった。妻尚子さん(48)の妊娠。胎児は男の子でダウン症と分かった。風見と尚子さんは「心で生きていく子供になる」との願いを込めて「こころ」と呼び、生まれて来る日を待っていたという。

 08年6月、妊娠8カ月の尚子さんが胎動に異変を感じ、病院へ行くと胎児の心臓が止まっていた。それでも、尚子さんは「私は母なので」と陣痛誘発剤を打ってもらい、激痛に耐えて通常分娩で出産。出生届ではなく死産届を受け取り、数日後に夫婦だけで天国へ送り出した。

 えみるさんは生きていれば今年20歳。風見は「どう想像しても10歳のまま」。一方で、今月から中学生になった次女ふみねさん(12)の成長が夫妻の何よりの支えだ。あの日から9年を一家がどう生きたのか。同じような境遇にいる人たちへ「こんな家族もいるんだと知ってもらうことが小さな希望につながれば」と執筆を決めた。

 風見はこころちゃんについて「えみるがきっと“前を向いて頑張れ”と背中を押すためにこころを授けてくれた」と考えている。「こころは、僕たちを強くしてくれた。過去ではなく未来のことを考える時間を与えてくれた」と振り返った。

 ≪父の介護も≫著書では65歳でアルツハイマー病を発症した父大下政富さんの介護にも触れている。政富さんは13年12月に76歳で他界。介護を通じ父とどうやって向き合ったかも記している。出版を記念したサイン会を9日午後3時から東京・福家書店新宿サブナード店で行う。

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