「下町ロケット」高質ドラマ選ぶ「コンフィデンスアワード」作品賞に

[ 2016年1月29日 04:00 ]

「下町ロケット」の主演を務めた阿部寛(C)TBS

 国内の「質の高いドラマ」とその出演者らを表彰する「第2回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」の各賞が決定。10月期の地上波ドラマとWOWOWの28作品を対象とし、最終回の平均視聴率が15年の民放連続ドラマで最高となる22・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したTBS「下町ロケット」が作品賞を獲得した。

 ドラマに関わる有識者とマスコミのテレビ・ドラマ担当者の投票と、オリコングループの視聴者満足度調査の結果を集計して決定した「質の高いドラマ」を表彰。「下町ロケット」について、審査員は勧善懲悪なストーリー展開や話題性、キャスティングの意外性などを高く評価。同作の伊與田英徳プロデューサーは「技術者が主人公という、ドラマとしては少し難しいテーマでしたが、多くの視聴者の方に楽しんでいただけたことがとても光栄です。阿部寛さんに佃航平役を演じていただいて本当に良かったです。もしもチャンスがあるのならば、是非続編にもチャレンジしたいですね」と続編への意欲も語った。

 主演男優賞はテレビ東京「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」で、主人公「ハマちゃん」の新入社員時代を演じた濱田岳(27)、主演女優賞は日本テレビ「掟上今日子の備忘録」で原作のイメージ通りの主役を演じた新垣結衣(27)が選ばれた。助演男優賞はNHK「破裂」の滝藤賢一(39)、助演女優賞はフジテレビ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」の菜々緒(27)、脚本賞はTBS「おかしの家」の石井裕也氏と登米裕一氏、新人賞はフジテレビ「無痛~診える眼~」の浜辺美波(15)だった。

 【受賞者の喜びのコメント】

 ▼主演男優賞・濱田岳 国民的映画、ましてや、日本映画を代表する大先輩の、西田敏行さんが長年育ててきた、キャラクター。とてもプレッシャーがありましたが、素敵なスタッフに囲まれ、真新しいキャスト達と、そして何よりスーさんと、プレッシャーを楽しみに変え、かけがえのない3ヶ月になりました。

 ▼主演女優賞・新垣結衣 今日子さんはルックスも体質もセリフの質もとても特殊なので、一見非現実的なこのキャラクターを、見てくださる方にどのように感じてもらえるのか初めは少し不安もありましたが、スタジオセットや音楽の世界観、演出、その世界の住人達(キャスト)のおかげで演じる私自身も違和感なくそこに存在する事ができました。

 ▼助演男優賞・滝藤賢一 みんなが必死になってぶつかり合い、アイデアをひねり出しあった凄まじくもエネルギッシュな現場でした。作品に関わった出演者・スタッフのみなさんを代表していただきたいと思っております。

 ▼助演女優賞・菜々緒 放送が終わった今でも「カラロスです」とか、「『サイレーン』ロスです」、「続編を」といった書き込みがあるくらい、皆さんから高い評価と応援をいただいています。本当に本当に嬉しいです。

 ▼新人賞・浜辺美波 今回新人賞をいただくことができたと聞いたとき、嬉しいという気持ちと共に、ドラマでお世話になりました皆様への感謝の気持ちでいっぱいになりました。 

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2016年1月29日のニュース