松来未祐さん出演ラジオ12年の歴史に幕「3人だからこそチェリーベル」

[ 2015年11月7日 00:02 ]

11月6日の放送で最終回となった「有限会社 チェリーベル」の出演者。(左から)鈴村健一、松来未祐さん、櫻井孝宏

 先月27日に亡くなった声優の松来未祐(まつき・みゆ)さんがレギュラー出演していたインターネットラジオの文化放送超!A&G+「有限会社チェリーベル」が6日に放送され、櫻井孝宏、鈴村健一(ともに年齢非公表)が松来さんを追悼。この日をもって番組を終了することも発表された。

 訃報が発表されてから初の放送となり、番組では改めて事務所からのメッセージを読み上げた。そのうえで「皆さんに心配をおかけしたくない。治療が長くなってもしれっと戻ってきて、『実は大変だったんですよ、えへへ』と報告したいと言っていました」「『しれっと帰ってきたいから私の場所を残しておいてくださいよ』と言ってくれました」と松来さんが番組復帰へ強い意志を持っていたことを明かした。

 7月に松来さんが病気療養のため休養に入った際、番組をその後どうするか悩みに悩んだことも告白。番組も一時休止するという選択肢があったというが、最終的には「松来が戻ってくる場所を守るという意味で、チェリーベルの灯をともし続けようということでやってきました」と番組継続に至った理由を説明した。

 リスナーから松来さんへ向けたメッセージも読み上げ、2人は「強いやつだったし、優しいやつだったね…」としみじみ松来さんの思い出を語った。

 さらに「もう1回改めてチェリーベルは何なのかと考えました。改めて思ったのが櫻井、鈴村、松来の3人だからこそチェリーベルだということです。突然の報告ですが、本日の放送をもってチェリーベルをたたみます。最終回とさせていただきます」と12年7カ月に渡って放送してきた番組が終了することも伝えた。

 2人は「続けてほしいという声も来ていました。でも僕らもいっぱい考えました。でもこの決断にたどりつきました。いったん心の整理をしたい。」、「3人で本当に一生懸命やってこれて…。楽しかったし…。でも3人じゃなきゃ『チェリーベル』じゃないと思う。ごめんね。そういう結論を出させてもらいました。本当に松来との思い出はずっと残ります。ずっとずっと思ったままこれから生きていきます。皆さんもそうあってほしいと思います」と経緯を語った。

 番組最後には「営業部長・櫻井孝宏、宣伝部長・鈴村健一、そして企画部員・松来未祐でした。バイバイ!」と松来さんの名前もパーソナリティの一員として読み上げ、リスナーに別れを告げた。

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