ピース又吉「火花」掲載の文芸春秋、100万部を突破

[ 2015年8月11日 05:30 ]

芥川賞を受賞したピースの又吉直樹

 文芸春秋は10日、月刊総合誌「文芸春秋」9月特別号(7日発売)を13万部増刷し、同誌が100万部を突破すると発表した。

 累計発行部数は105万3000部で、同誌の歴代2位となる。9月特別号には、第153回芥川賞に決まった「ピース」又吉直樹(35)の「火花」と羽田圭介さん(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」の全文と選評が掲載されている。

 同社によると、発行部数の歴代1位は、芥川賞を最年少で受賞した綿矢りささん(31)と金原ひとみさん(32)の受賞作を掲載した2004年3月号の118万5000部。これまでの2位は「昭和天皇独白録」を掲載した1990年12月号の105万部だった。

 また同社は「火花」の20万部増刷も決め、累計発行部数は229万部に達した。

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2015年8月11日のニュース