英バレエダンサーのJ・オリビエ氏 交通事故で死去 38歳

[ 2015年8月11日 01:20 ]

交通事故で死去した英バレエダンサーのジョナサン・オリビエさん(AP)

 英メディアによると、英国バレエ界を代表する男性ダンサー、ジョナサン・オリビエ氏が9日、ロンドンで交通事故に遭い、死去した。38歳だった。

 英振付家マシュー・ボーン氏による男性版「白鳥の湖」への出演でも知られ、たびたび来日公演していた。死去時はボーン氏の「ザ・カーマン」に出演中で、千秋楽公演にバイクで向かう途中にほかの車両と衝突した。

 事故は9日午前(日本時間同日午後)に発生。現場で間もなく死亡が確認された。衝突した車を運転していた男は危険運転の疑いで拘束された。

 2010年にはボーン氏による「白鳥の湖」で日本公演に出演し、主要ダンサー役を務めた。事故を受け、ボーン氏は「同世代で最もカリスマ性があり、力強いダンサーだった」と述べたほか、批評家らからも「実に素晴らしいダンサーだった。あまりにも悲劇的な損失だ」と惜しむ声が上がった。(共同)

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2015年8月11日のニュース