佐藤浩市 妻からのサプライズ手紙に感涙「不覚を取った」

[ 2015年6月20日 13:57 ]

映画「愛を積むひと」初日舞台あいさつで、妻からのサプライズの手紙に涙をぬぐう佐藤浩市

 俳優の佐藤浩市(54)と樋口可南子(56)が夫婦役で共演した映画「愛を積むひと」が20日、全国244スクリーンで封切られ、初日舞台あいさつが東京・丸の内ピカデリーで行われた。

 2人は撮影から宣伝活動まで、まさに二人三脚で奔走。佐藤は「夫婦の形を、同じ目的を持って映画にさせることができた」と感慨深げ。一方の樋口は、「取材で浩市さんの奥さんについての質問が何度かあったけれど、それに答える姿を見て、この人は本当に奥さんを愛しているんだと感じました」と話した。

 実はこれが“前振り”だったようで、佐藤の夫人から預かった手紙を樋口が読み上げるサプライズを実施。本当に知らされていなかった佐藤は、「ウチの?」と制止しようとするなど、照れることしきりだ。

 「23年前に浩市さんから頂いたお手紙にあった“僕は一生あなたの味方です”ということばを、今も忘れません。私の一番の味方は、浩市さんです。だからどんな困難も乗り越えていけます。これからも、家族でいろんな形の愛を積み上げて、沢山の笑顔につなげていきましょうね。浩市さん、私は浩市さんを1人にしないように、浩市さんよりも1日でも長く生きる事を、約束します」(一部抜粋、原文のまま)

 映画は、病気で先だった妻が夫のために何通もの手紙を遺すという設定で、樋口も読みながら何度も声を詰まらせ涙をこぼして読み終えた。佐藤も目元をぬぐいながら聞き入り、「暑いから、汗かいちゃった。何も可南子さんが泣くことないでしょう」と強がった。

 それでも、「まさか、こんな姑息なことを考えているとは思わず、不覚を取った」と神妙な面持ち。そして、「文字ってまた違う気持ちの伝わり方がある。ありがたいですね」と感謝していた。

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