今井雅之さん「WINDS…」の仲間とともに沖縄へ旅立つ

[ 2015年5月31日 05:30 ]

今井雅之さん

 28日に大腸がんのため54歳で死去した今井雅之(いまい・まさゆき)さんの葬儀・告別式が30日、兵庫県豊岡市内の葬祭場で営まれた。親族による密葬だったが、東京から元共演者やスタッフらも駆け付け、近所の住民らと合わせ約100人が会場外に設けられた焼香台で今井さんをしのんだ。

 出棺の際には、ライフワークだった舞台「THE WINDS OF GOD」のエンディング曲として使用されたザ・ブルーハーツの「青空」が流れた。今井さんが生前、周囲に冗談っぽく「俺が死んだら葬儀で流してくれ」と話していたという。

 「WINDS…」は31日、沖縄市民会館で全国ツアーの千秋楽を迎える。式後のあいさつで兄の裕之さん(56)は、開演時間が午後5時であることから「雅ならこう言うでしょう。5月31日、ひとななまるまる(17・00)出撃開始!と」と参列者に語りかけた。「沖縄公演が終わってから(天国に)旅立つでしょう」と涙をこらえた。

 この日、密葬が始まったのが午後0時半。偶然にも舞台のキャスト、スタッフが羽田から沖縄に向かった飛行機も0時半発。さらに同機の機長の名前が「イマイ」だった。今井さんの代役を務める俳優の重松隆志(41)は「こんな事ありますか!?ぼくらは今井さんの操縦する飛行機で沖縄に来たんです」と自身のブログで報告した。

 千秋楽の劇場ロビーには献花台が設置される。

続きを表示

2015年5月31日のニュース