ピース又吉「火花」は三島由紀夫賞逃す…お笑い芸人、快挙ならず

[ 2015年5月14日 19:08 ]

お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹

 第28回三島由紀夫賞、山本周五郎賞(新潮文芸振興会主催)の選考会が14日、都内のホテルで行われ、三島由紀夫賞の候補5作品に選ばれていた、お笑いコンビ「ピース」又吉直樹(34)の中編小説「火花」は受賞を逃した。三島賞は上田岳弘さんの「私の恋人」、山周賞は柚木麻子さんの「ナイルパーチの女子会」が受賞した。

 「火花」は又吉の純文学デビュー作で、若手芸人を語り手にし、才能ある先輩芸人の挫折を描いた。文芸誌「文学界」(文芸春秋)2月号に掲載され、大きな話題となった。同誌としては1933年(昭8)の創刊以来、初めて増刷。さらに再増刷を繰り返し、累計部数は同誌史上最高の4万部に達した。

 また、3月11日に発売された単行本も発売当日に重版が決まるなど、わずか1週間足らずで累計発行部数が35万部に達する大人気だったが、朗報は届かなかった。

 三島由紀夫賞は1987年に創設され、翌88年から選考・授賞を開始。対象は小説、評論、詩歌、戯曲で、第1回の受賞作品は高橋源一郎の「優雅で感傷的な日本野球」。2008年には、のちに芥川賞を受賞する田中慎弥も「切れた鎖」で受賞している。

 今回の選考委員は川上弘美、高村薫、辻原登、平野啓一郎、町田康の5氏が務めた。選考結果は「新潮」7月号(6月5日発売)の誌上で各選考委員の選評とともに発表され、授賞式は6月26日に行われる。

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