一ノ瀬文香&杉森茜が同性婚挙式「後に続く人がやりやすくなるように」

[ 2015年4月19日 19:23 ]

挙式した一ノ瀬文香(左)と杉森茜は互いにウエディングドレスに身を包み結婚指輪を見せる

 タレントの一ノ瀬文香(34)と女優でダンサーの杉森茜(28)が19日、都内で挙式・披露宴を行った。芸能界では異例の同性婚だったが、親族、友人ら約80人が2人の新たな門出を祝福。一ノ瀬は、「皆さん、日本全国津々浦々、海外からも来てくれて本当にうれしかった」と感激に声を詰まらせた。

 挙式では2人がそろってウエディングドレスでバージンロードを歩いた。指輪の交換では、杉森が一ノ瀬の指輪を上下逆にはめるハプニングもあったが、一ノ瀬は「(教会の)扉があいた瞬間に泣きそうになった。茜ちゃんは笑顔でした」としんみり。杉森は結婚式に乗り気ではなかったそうだが、両親が参列し「あいさつをして親の表情を見た時に、少しは気持ちが伝わったのかなと思った。やって良かった」と振り返った。

 日本での同性婚については、今年4月に東京・渋谷区で結婚に相当する権利を認める条例案が提出されたばかりだが、いまだ法整備は不十分で賛否両論がある。杉森は、「後に続く人がもっとやりやすくなるように」と願いを込めた。近く婚姻届を提出する意向で、「不受理になって、悲しい気持ちがまた新しい行動を起こすきっかけになれば」と前向きに語った。

 新婚生活については、一ノ瀬が「お互いのやりたいことを尊重しながら、自立した大人として励まし合いながら楽しく過ごしていきたい」と抱負。杉森は、いずれは子供が欲しいそうで「養子か何かでということになるでしょうね」と夢をはせていた。

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