愛川さん最期までうわ言で「仕事しよう」…妻うつみ、ねぎらいと感謝

[ 2015年4月19日 05:30 ]

09年6月、完成した劇場前に立つ愛川さんと妻うつみ宮土理

 15日に80歳で死去した司会者で俳優の愛川欽也(あいかわ・きんや、本名井川敏明=いがわ・としあき)さんの妻でタレントのうつみ宮土理(71)が18日、初めてコメントを発表。「キンキン、よく頑張ったね」と肺がんと闘った夫を称えた。

 沈黙を貫いていたうつみは密葬から一夜明けたこの日、文書でコメントを発表した。肺がんを患っていることを公表しなかったことについて、「愛川の強い意向で、ご心配してくださった皆様に病状を明かせなかったこと、深くおわび申し上げます」とつづった。

 今月に入って体調不良が伝えられたが、「最期まで仕事に復帰するつもりで頑張っており、皆様に公表することを頑(かたく)なにお断りするよう申しておりました」と説明。「そんな頑固なところも愛川らしい一面ですので、どうかお許しください」と理解を求めた。

 仕事への意欲を燃やし続けていた夫について「本当に仕事大好き人間でした。“さあ仕事しよう”と最期までうわ言でも申しておりました。脚本を書くこと、演出すること、司会すること、そして演じることが彼の人生でした」と称えた。最後に、「キンキン、よく頑張ったね。いろいろ楽しかったね。本当に本当にありがとう」とねぎらいと感謝の言葉を贈った。

 所属事務所は、うつみの状況について「まだ落ち着いておらず、しばらくは仕事ができる状態ではない」と説明。仕事を再開する時期は未定で「当分家にいる」とした。

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