千葉はなさん死去 相棒・市川和則「歌を聴くことが一番の弔い」

[ 2015年4月11日 18:00 ]

亡くなった「羊毛とおはな」の千葉はなさん(右)
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 アコースティックデュオ「羊毛とおはな」のボーカル・千葉はなさん(享年36)が乳がんのため8日に亡くなったことを受け、ギターの市川和則(33)が11日、公式サイトなどでコメントを発表した。

 千葉さんは1979年、富山県高岡市生まれ。2001年には、初代プリンセスチューリップに就任した。 
 
 04年にデュオを結成。07年、アルバム「LIVE IN LIVING」でデビュー。透明感と浸透力のある独特の歌声で注目を集めた。10年には「あくび猫」がNHK「みんなのうた」、「空が白くてさ」が映画「さんかく」主題歌に起用された。

 12年、日台交流協会制作の震災支援感謝を伝えるCMで「冬の歌」が使われ、台湾でも人気に。13年には台北公演で1800人を動員。インディーズアーティストとして最高動員を記録した。

 ▼市川和則 何度も告知については話し合いましたが「羊毛とおはな」の音楽は前向きで明るい音楽なので、ファンの方に病気のイメージを持って聴いてもらいたくないというのが2人の中にありました。そのため、親しいミュージシャンやスタッフ、友達、ほとんどの方々に病名、病状を明かしていなかったので、たくさんの方々をびっくりさせてしまったことを謝らなければなりません。闘病の際も、ずっとどうすれば「羊毛とおはな」の音楽が広がるのかを考えていたような人なので、はなさんの歌を聴くことが一番の弔いになると思います。

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