古賀氏に出演要請ない!テレ朝・早河会長が断言、騒動に「衝撃」

[ 2015年4月1日 06:50 ]

27日の「報道ステーション」でバトルを繰り広げた古舘伊知郎キャスター(左)と古賀茂明氏

 テレビ朝日の早河洋会長(71)が31日の定例会見で、27日放送の「報道ステーション」に出演した元経済産業省官僚の古賀茂明氏(59)が自身の降板をめぐり古舘伊知郎キャスター(60)と口論になったことについて「予定になく遺憾。視聴者におわびしたい」と謝罪した。古賀氏への今後に対応については「出演依頼することはない」と言い切った。

 看板番組の生放送中にキャスターとコメンテーターが異例の“バトル”を展開してから4日。早河会長は、硬い表情で騒動について言及した。

 まず「視聴者には理解できないことだったと思う」と述べ、「生放送だったので、あれが精いっぱいの対応だったが、番組進行上、ああした事態に至ったことは反省しており、皆さまにおわびしたい」と陳謝した。

 27日は大阪に出張中で、番組すべてを生で見たわけではなかったという。それでも「衝撃を受けました」と述べ、「シグナルというか予兆というものが全くなかった。現場も意表を突かれたのでは」と寝耳に水の展開だったことを明かした。

 また、古賀氏が番組で「テレビ朝日の早河(洋)会長と(制作協力の)古舘プロジェクトの会長の意向で今日が最後ということになりました」と同会長らの意向で降板することになったと指摘したことに対しても反論。「昨年暮れに制作態勢を総点検するように現場に指示したが、固有名詞を挙げて議論していない」とした。「菅(義偉)官房長官をはじめ、官邸の皆さんからバッシングを受けてきた」という古賀氏の発言についても「私にも社長にも圧力めいたものは一切なかった」と否定した。

 早河会長は、これまで直接、古賀氏と会ったことはないといい、「報道局長、および番組責任者が厳重に抗議した。今後については、出演を要請する予定はございません」と断言した。

 一方の古賀氏は、30日に続いて31日もテレビ朝日系列のABCテレビ(大阪府)の夕方の情報番組「キャスト」(関西ローカル)に生出演。冒頭、同局の浦川泰幸アナウンサー(43)に30日の放送終了後に開催された花見に古賀氏が参加しなかったことを暴露されると、古賀氏は「誰かに“行くな”と言われたわけではないです」と、まるで今回の騒動をネタにしたような発言をしたが、“報ステ”への直接的な言及はなかった。

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2015年4月1日のニュース