ＮＨＫ夜の顔一新！大越キャスター後任は河野憲治氏　鈴木奈穂子アナも夜へ

ＮＨＫ「ニュースウォッチ９」を４月から担当する同局の鈴木奈穂子アナウンサーと河野憲治新キャスター

　ＮＨＫの“夜の顔”が一新する。ＮＨＫの２０１５年度新キャスターの発表会見が３日、東京・渋谷の同局で行われ、４月から「ニュースウォッチ９」のメーンキャスターを現在の大越健介キャスター（５３）から同局の河野憲治報道局国際部長（５２）に交代することが発表された。

　河野新キャスターは１５年以上の海外特派員経験を持ち、ワシントン支局長などを歴任。２０１１年から３年間、ＮＨＫＢＳ「ワールドＷａｖｅトゥナイト」のキャスターも務めている。河野新キャスターは「当日のネタを大事に、掘り下げていきたい。国際畑が長いのでその経験を生かして、日本の視聴者が知るべきニュースを伝えていきたい。その空気感が必要だと思えば、どんどん外に出ていきたい」と意気込み。

　前任の大越キャスターについては「大越さんとはワシントン支局でも４年一緒で、考え方も近いと思う。やり方も見てきた。自分の意見を表明していたと言われるが、必ずしもそうではなかったと思う。大越さんとは引き出しも表現力も違う。同じやり方をしていたら見劣りするとは思う。自分らしい表現の仕方もこれから考えていきたい」と話した。

　同番組では井上あさひキャスター（３３）も降板。「ＮＨＫニュースおはよう日本」の平日キャスターとして活躍している鈴木奈穂子アナウンサー（３３）が担当することも正式発表された。また、スポーツ担当も現在の広瀬智美アナウンサー（３３）から佐々木彩アナウンサー（２８）に変更となる。

　鈴木アナは「これまで毎日午前２時に起きていたのを春からをがらっと変えないといけない。一日も早く、夜に９時になったらこの顔が出ていると認識していただけるように頑張りたい」と抱負。河野新キャスターとの仕事は初めてだといい、「社内での河野さんの評判はイケメンでジェントルマンといういい話ばかり聞くが、河野さんの面白い一面を引き出せていたら」と笑顔を見せた。