紀香 1・17は特別「カメラ、きょうはええやん みんな撮って撮って」

[ 2015年1月18日 05:30 ]

神戸市内で行われた防災スペシャルトークで兵庫県立舞子高の生徒らとステージに立った藤原紀香

 阪神大震災から20年がたった17日、各地で犠牲者をしのぶ追悼式典などが開かれた。神戸市の県公館での式典(兵庫県など主催)には天皇、皇后両陛下が2005年以来、10年ぶりに出席し祭壇に供花され。同市のHAT神戸で行われた「1・17のつどい」には西宮市出身の女優・藤原紀香(43)がトークショーを行い「語り継ぐことが大事」などと訴えた。

 時折冷たい雨がぱらつく中、厚手のダウンジャケットに手袋を身に着け、藤原はステージに上がった。

 20年前、すでに関西でモデル活動などをしていた藤原は、震災をきっかけに東京進出し女優活動を開始。「当時はオーディションにも落ちまくって。でも神戸の友達が“私らかてマイナスから頑張ってるから、紀香も負けたらアカンで”って励ましてくれたから頑張れた。阪神大震災は私の心のベース」と声を震わせながら振り返った。

 震災を知らない世代が増えたことに「同じ気持ちになることは難しいと思うかもしれないけれど、学んだり、語り継ぐことで人の気持ちに寄り添うことができる」と訴えた。ステージには、震災のドキュメンタリー番組などを通して親交を深めた兵庫県立舞子高の生徒らの姿も。神戸の復興ソング「しあわせ運べるように」をともに歌った。

 タレント出演の公開イベントでは、肖像権などの問題から「撮影禁止」が常だ。この日も関係者が厳重にカメラチェックし声を荒らげる場面もあった。しかし、前のめりに聞き入る観衆の姿に途中で藤原自ら「カメラ、きょうはええやん。みんな撮って、撮って」と語りかけ、震災以来感じ取ったという「人の和」を感じさせるひと幕もあり会場の一体感を生んだ。

 両陛下が出席された追悼式典では、被災地にゆかりの深い指揮者の佐渡裕氏(53)の指揮で「G線上のアリア」が演奏され、井戸敏三兵庫県知事(69)が「経験と教訓を未来へと伝え、減災社会を実現していく」と安全な社会づくりを誓った。

 神戸市中央区の東遊園地で開催された「1・17のつどい」には、例年より多い約1万4000人が集結。震災が発生した午前5時46分には1分間黙とう。会場には約1万本の竹灯籠が並び「1995 1・17」の文字が浮かび上がった。午後には東日本大震災の被災地への思いを込めて「3・11」の文字もともした。

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