中森明菜12年ぶり紅白出演 情熱たっぷり「温かさが届けば」

[ 2014年12月31日 22:44 ]

12年ぶりに紅白に出演した中森明菜。写真は最後に公の場に姿を見せた10年7月

第65回NHK紅白歌合戦

(12月31日 東京・NHKホール)
 体調不良で2010年から活動を休止していた歌手の中森明菜(49)が12年ぶりに紅白の舞台に帰ってきた。紅組・白組の枠を超えた企画ゲストとして、米国のレコーディングスタジオから生中継で出場した。

 紅組司会の吉高由里子(26)がまず「音楽制作を優先させていただいておりまして、このような形で出演させていただきます」と明菜のコメントを紹介。直後に、吉高の呼びかけで米国から姿を見せた。

 明菜特有の小さな声で「ごぶさたしています…。日本は今低気圧の影響でお天気が荒れて大変のようですが、こちらも結構寒くて。みなさんに温かさが届けばいいなと思います」とあいさつ。5年半ぶりの新曲「Rojo―Tierra―(ロホ・ティエラ)」を披露した。

 最初は緊張した表情ながら、イントロが流れると“歌姫”の本領発揮。アフリカサウンドのダンスミュージックを情熱たっぷりに歌い上げ、最後はカメラに向かい笑顔を見せていた。

 明菜は10年10月、体調不良で無期限の活動休止を発表。大阪では09年までディナーショーを行ったが、ツアーは06年以来なし。復活が待たれていた。明菜の紅白初出場は83年で「禁区」を歌い、以後6年連続出場。02年には「飾りじゃないのよ涙は」を歌った。

 歌番組の出演は09年8月のNHK「SONGS」以来、生出演は04年12月のTBS系「ザ・ベストテン」の特番以来、10年ぶり。

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2014年12月31日のニュース