「アイドリング!!!」長野せりな 来年3月で卒業「なかなか言えなかった」

[ 2014年12月28日 17:00 ]

23thシングル「ユキウサギ」発売記念ミニライブ&握手会でグループからの卒業を発表した「アイドリング!!!」13号の長野せりな

 アイドルグループ「アイドリング!!!」の長野せりな(20)が28日、東京・台場で行われた新曲「ユキウサギ」の発売記念ミニライブ&握手会で、来年3月のライブをもってグループを卒業することを発表した。先月卒業した菊地亜美(24)に続く、2期生の卒業。ラスト公演は来年3月28日の東京・渋谷公会堂でのライブとなり、7年間のグループ活動に終止符を打つ。

 この日、2回目のステージに立ち、寒空の中、集まったファンを前にエンディングトークでマイクを持った長野は「3月28日に渋谷公会堂でライブを行うことが決定しました。私、アイドリング!!!13号の長野せりなはその3月28日のライブをもちましてアイドリング!!!を卒業したいと思います」と切り出した。ファンだけでなく、メンバー内にもサプライズの発表に会場からは「え~!!」「ホントに?」「マジ?」と驚嘆の声が上がった。

 「メンバーにもなかなか言えなかった」と率直な気持ちを吐露。「びっくりさせてしまったと思いますが、そのライブで卒業します」と改めて卒業の意志を明かした。「13歳からアイドリング!!!でお世話になり、7年間やってきて、失敗もいろいろありましたけど、とっても充実した7年間になりました」と振り返り、声を震わせた。卒業の理由については「あいどつ活動をしているうちに、新たな声優さんという夢を見つけることができました。その夢のために卒業したいと思います。夢に向かって何か大きな決断をすることは勇気のいることだと思いますが、今、そういうことに悩んでいる方の背中を少しでも押せるような存在になれたらと思っています」とあいさつ。「卒業した後も応援してほしいなんて図々しいことは言えません。アイドリング!!!13号である3月まではどうか応援よろしくお願いします」と頭を下げた。

 約3500人が集まったイベントでは終始、センターを務める新曲「ユキウサギ」を清々しい笑顔で歌い上げた長野。最後には涙を流すメンバーに釣られ、涙を流す場面も見られた。長野は子役モデルなどを経て、テレビ東京の「おはスタ」でおはガールとしてレギュラー出演後、08年4月に13歳で2期生としてグループに加入。アニメ、コスプレ好きとして知られ、最近ではツインテールのぶりっ子キャラで定着し、親しみやすい“ザコキャラ”として人気者に。卒業後は憧れだった声優への道を目指すという。グループとしては5期生の清久レイア(15)も22日に卒業を発表したばかり。長野の卒業で総勢20名での活動となる。

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2014年12月28日のニュース