勘九郎&七之助 勘三郎さんの追善興行「感謝の気持ちを倍返しに」

[ 2014年9月11日 08:42 ]

追善興行に気合が入る中村勘九郎(右)と七之助

 歌舞伎の中村勘九郎(32)七之助(31)らが出演する「十月大歌舞伎」(東京・歌舞伎座)「十一月新派公演」(新橋演舞場)の製作発表が10日、東京会館で行われた。

 いずれも祖父に当たる十七代目の二十七回忌、父の十八代目勘三郎さんの三回忌追善興行。勘九郎は「生前の父の口癖は“倍返し”でした。皆さんの力を借りないとできない舞台。僕たちがいい芝居をして、感謝の気持ちを倍返ししたい」と抱負。七之助は「2人とも得意な出し物がいっぱいあるので、選ぶのに苦労はありませんでした」と話した。歌舞伎座で上演されるのは、「伊勢音頭」「鰯売恋曳網(いわしうりこいのひきあみ)」などゆかりの演目がズラリ。

 初めて挑む新派は、「鶴八鶴次郎」。女形で鶴八を演じる七之助は、伯母の波乃久里子(68)からアドバイスを受けており、「あまり上品過ぎるのは駄目だと言われました。いろいろ習っているけど、まるで父から教えてもらっているような気分です」と笑顔を見せた。

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2014年9月11日のニュース