騒然!暴力団事務所を家宅捜索 ASKA被告の事件に絡み

[ 2014年9月10日 10:32 ]

ASKA被告の事件に絡み、暴力団組事務所の家宅捜索に入る警視庁の捜査員=10日午前10時15分、東京都新宿区

 歌手ASKA(本名宮崎重明)被告(56)が覚せい剤や合成麻薬MDMAを使用したなどとして逮捕、起訴された事件に絡み、警視庁組織犯罪対策5課は10日、麻薬取締法違反と覚せい剤取締法違反の疑いで、東京都新宿区の指定暴力団住吉会系組事務所など2カ所を家宅捜索した。

 捜査員らは午前10時ごろ、事務所の入るビル前に到着。盾を持った機動隊員がバリケードを作る物々しい雰囲気に、周囲は騒然となった。

 組対5課は8月、MDMAをASKA被告に譲渡したとして、住吉会系組員安成貴彦被告(47)=麻薬取締法違反罪で起訴=ら2人を逮捕。ASKA被告は「覚せい剤も買った」と供述しており、入手ルートなどを調べていた。

 捜索容疑は、安成被告らが共謀して3~5月、東京都内でMDMAと覚せい剤をASKA被告に譲り渡した疑い。

 ASKA被告は、自宅で覚せい剤とMDMAを所持したなどとして起訴され、検察側は懲役3年を求刑、判決は9月12日に予定されている。

続きを表示

2014年9月10日のニュース