綾瀬&長澤 是枝映画で初共演 鎌倉舞台に姉妹の成長描く

[ 2014年6月23日 05:30 ]

映画「海街diary」の原作画像。(左から)長澤が演じる次女、綾瀬演じる長女、広瀬演じる四女、夏帆演じる三女(C)吉田秋生/小学館

 女優の綾瀬はるか(29)と長澤まさみ(27)が、是枝裕和監督の新作映画で初共演する。大ヒット漫画を実写化した「海街diary」(来年初夏公開)で、3姉妹とその母親違いの妹の日常を描く物語。綾瀬が長女役、長澤が次女役を務める。同世代の2人の共演は、ドラマや舞台を通じても初めて。ほかに夏帆(22)が三女役、広瀬すず(16)が母親違いの四女役を演じ、4人が主演となる。

 「誰も知らない」「そして父になる」などで国内外の賞を受賞してきた名匠と、豪華女優陣のタッグが注目される。

 原作は吉田秋生(あきみ)さんの同名漫画。鎌倉の古い家で暮らす3姉妹が、幼いころに自分たちを捨てた父親が残した“異母妹”と一緒に生活を始める物語。昨年のマンガ大賞を受賞した。

 映画は4姉妹が出会ってからの1年間に焦点を当て、ほぼ全編を鎌倉でロケする予定。是枝監督は4人の起用理由を「“今、誰を撮りたいか”を最優先に考えた」と説明。劇中では「長女の成長する姿が軸。長女と四女の変化をしっかり描きたい」としている。

 4人は3月末に初めて顔合わせ。7月末に本格クランクインする。綾瀬は看護師で、家長の責任を強く感じている役どころ。「海街・鎌倉に暮らす姉妹たちの息吹を感じるような物語をお届けしたいと、新たな挑戦に心は燃えています」と抱負。酒好きで年下の男に弱い設定の長澤は「4姉妹が、生き生きとエモーショナルに映画の中で存在できるよう演じられたら」としている。

 夏帆は「今年はうっとりするぐらい充実した夏になりそう」と撮影を心待ちにし、役名が「すず」で自身と同じ名前の広瀬は「全力を出してすてきな作品にしたい」と張り切る。

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