NHKのエース内山アナ 日本の勝ち点期待!祈る決勝での“再会”

[ 2014年6月15日 05:30 ]

実況を担当するコートジボワール戦に向けて意気込むNHK・内山俊哉アナ

 サッカーW杯で15日午前10時から行われる日本初陣のコートジボワール戦を前に芸能界もヒートアップ。俳優、歌手たちからの応援コメントが14日もジャンルを超えて寄せられた。生中継するのはNHK。実況を担当する内山俊哉アナウンサー(50)はスポニチ本紙の取材に「一つのプレーで、日本選手の名前を4、5人呼びたい。そうなれば、日本にとって良い形になっているはず」と話し、勝ち点ゲットを期待している。

 内山アナはスポーツ中継のエース。W杯実況は4大会連続となる。「我々の先輩の時代は“日本危ない、日本危ない”の繰り返しでしたが、最近は日本がどう崩すか、どう仕掛けて行くのかに実況の力点が変わってきました」と、日本の強さを実感している。

 豊富な知識と安定感には定評のあるベテラン。W杯の日本戦は、ここまで3試合で1勝1分け1敗。ラジオ中継を担当した02年日韓大会のチュニジア戦は2―0で勝利。テレビで実況した06年ドイツ大会のクロアチア戦は0―0。同じくテレビでの10年南アフリカ大会のオランダ戦は0―1。「コートジボワール戦で勝ち越したいですね」と勝ち点3を願う。

 W杯中継では、86年のメキシコ大会でNHKの山本浩アナ(当時)がアルゼンチンのマラドーナの5人抜きを伝えるのに、「マラドーナ!」と名前を連呼した実況が有名。内山アナは「日本代表は、マラドーナのように一人で何でもするタイプではないので、登場人物が多くなればビッグチャンスが来る。長友、香川、本田、大久保…というように4、5人の名前を呼べたらいいなと思っています」と活躍する選手の姿を思い浮かべて、実況席に座るつもりだ。

 前日本代表監督の岡田武史氏(57)、元日本代表の福西崇史 氏(37)の解説とともに伝えていく。

 ブラジル大会では決勝(日本時間7月14日)も担当。「日本代表に勝ち進んでほしい」と最高の舞台での“再会”を祈っている。

 ◆内山 俊哉(うちやま・としや)1964年(昭39)1月29日、佐賀市生まれ。九州大法学部卒業後、86年にNHK入局。国内外のサッカー実況のほか、「ニュース7」のスポーツコーナーのキャスター、94年冬のリレハンメル五輪の現地キャスターなど五輪報道でも活躍。血液型AB。

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