三津五郎 休んで分かった「予定のない日は本当に良い 収入あれば…」

[ 2014年4月2日 16:55 ]

復帰の舞台を終え、笑顔で取材に応じる坂東三津五郎

 昨年9月にすい臓がん切除手術を受け休養していた歌舞伎俳優の坂東三津五郎(58)が2日、東京・歌舞伎座の新開場一周年記念公演「鳳凰祭四月大歌舞伎」の初日に出演し、約7カ月ぶりに歌舞伎での舞台復帰を果たした。

 観客の大きな拍手に迎えられ、昨年8月以来の舞台に立った三津五郎は、公演後に報道陣の取材に対応。抗がん剤の影響で肌は黒くなったというが、時折り冗談を交えるなどブランクを感じさせない話しぶりで順調な回復を印象づけた。

 充実した休息を楽しんでいた様子で、「予定のない日は本当に良い。これで収入があればもっと良い」とニヤリ。また、3月に入り3回行ったという旅行と歌舞伎の公演期間を比べ、「(旅行から)帰ってきてもまだ芝居をやってる。長いよね。休んでみてよく分かった」と驚いたように話した。

 5月からは新たな治療のため再び休みに入る。「仕事より今は身体を治すことを最優先」と話し、次は8月の舞台出演を目指すという。

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