シリーズ完結に涙…伊藤淳史、仲村トオルから「グッとくるメール」

[ 2014年1月6日 16:50 ]

「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」制作発表に登場した仲村トオル(左)と伊藤淳史

 7日スタートのフジテレビ・関西テレビ系連続ドラマ「チーム・バチスタ4 螺鈿(らでん)迷宮」(火曜後10・00、初回は15分拡大)の制作発表が6日、都内で行われ、主演の伊藤淳史(30)をはじめ、仲村トオル(48)、柳葉敏郎(53)ら出演者が顔をそろえた。

 伊藤演じる人の良い心療内科医と仲村演じる厚生労働省の変人官僚の名コンビが医療現場の問題に挑んでいく人気シリーズで、海堂尊氏原作の連続ドラマ「チーム・バチスタの栄光」(08年)、「ジェネラル・ルージュの凱旋」(10年)、「アリアドネの弾丸」(11年)に続く第4弾。2年半ぶりに復活した名コンビは、今回は終末期医療を主とした地方病院を営む一族の謎に迫る。撮影は7月からスタートし、10月中旬にクランクアップした。

 伊藤は「(役柄としては)今回も視聴者に一番近い目線でやっている。今までの中では一番本職というか、精神的なケアをやっているところが多いですね」。伊藤と仲村の“夫婦漫才”のような軽快なやり取りがシリーズの魅力のひとつであるが「(終末期医療という)重いテーマを扱ってはいるが、軽いところはより軽くはしている。期待していただいていいと思う。計算しつくされたトオルさんのアドリブが今回もあって、撮影も楽しくできた」と自信を見せた。

 長い間コンビを組んだ仲村について「トオルさんには感謝してもしきれない。作品のことだけでなく、いろんな話もさせてもらった。恋バナもありましたね。今回の撮影でメールをすることが増えたんですが、感謝の思いを長文で書かせていただいたら、それ以上にグッとくるメールをいただいた」と伊藤。一方、仲村も「伊藤くんをはじめ、こんなに気持ちのいい人たちとの仕事だからこそ、次のステップにいかないといけないと思った」と話した。

 連続ドラマは今シリーズがラストとなり、ドラマ放送後の3月29日に公開される映画「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」で5年半のシリーズがついに完結する。

 シリーズ完結に際し、伊藤は「毎日万感の思いです。(撮影中は)毎日が終わりに向かっている感じがしましたね。いろんな思い出もあるし、振り返るとキリがない。いろいろな経験をさせてもらった作品で、そのシリーズの集大成を作り上げられてうれしい。最後まで走り抜けることができた」。

 クランクアップでは伊藤も仲村も涙を流したという。「お酒が入るとぐっとくるものがありましたね」と伊藤。仲村も「これだけ長く同じ役柄に携わったのは『あぶない刑事』以来。その時間の中ですべてのキャスト、スタッフと共有している記憶、経験はこれからの役者人生を支えてくれる宝物。クランクアップの時には相当込み上げてくるものがありましたね」としみじみと語った。

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2014年1月6日のニュース