ジャッキー・ウー新作映画来春公開 日本の活動に本腰

[ 2013年10月18日 06:00 ]

数多くの受賞楯を前に日本での活動に本腰を入れることを明かしたジャッキー・ウー

 フィリピンを拠点に活躍する日本国籍の俳優ジャッキー・ウー(年齢非公表)の最新作「DEATH MARCH」がカンヌや釜山など海外の映画祭で評判を呼び、来春に日本公開の予定だ。

 太平洋戦争中のルソン島。日本軍に投降した米比両軍および民間人捕虜の後送の際に多くの犠牲者が出た、いわゆる「バターン死の行進」を描いた作品。日本兵役で主演した他、演出にも関わったジャッキーは「描き物の木や山をスタジオに置き、まるで絵コンテの中で役者に芝居をさせた」と解説。この斬新な試みが注目を集めた。

 99年に渡った香港でフィリピン映画の質の高さを知り、同国で活動を開始。「トータル合気道」がヒットして瞬く間に国民的スターになり、貧困に苦しむ子供たちへの支援にも精力的に取り組む。横浜生まれのジャッキーは日本での活動に本腰を入れる意向で「監督業に進出します。海外で培ったものを全てぶつけたい」と目を輝かせた。

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