岩手県知事 あまちゃん終了惜しむ「震災、丁寧に描いた」

[ 2013年9月27日 12:38 ]

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」について、記者会見で終了を惜しむ岩手県の達増拓也知事

 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の最終回を前に、岩手県の達増拓也知事は27日の記者会見で「東日本大震災に向き合い、丁寧に描いてくれた」と感謝を表明、28日の最終回を「運命の日を迎える気持ちがしている」と終了を惜しんだ。

 あまちゃんは震災で被災した岩手・北三陸などが舞台で、ロケ地の岩手県久慈市の海岸にはこの夏、昨年の23倍の観光客が訪れた。

 知事は震災を表現したドラマがほとんどない中、「それに挑戦し、被災者、オール岩手の共感を得て、3・11の原点に戻って日本としてやらなければならないことを考えさせてくれた」と述べた。また「あまちゃんでファン、地域振興に関わる人が新しくつながった。番組終了後も発展させ、復興推進に役立てたい」と話した。

 さらに「『坊っちゃん』と言えば愛媛、『あまちゃん』と言えば岩手というように、熱はずっと失わずに残っていく」と期待を表明した。

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2013年9月27日のニュース