すい腫瘍 画像検査で見づらく発見困難

[ 2013年8月27日 06:00 ]

坂東三津五郎すい腫瘍に

 社会保険中央総合病院内科部長の山田春木医師は「すい臓は胃の後ろ側、背中に近い場所にあり、腹部エコーやCTなどの画像検査で見づらい」ため「腫瘍の発見が難しい臓器」と説明。「早期発見でもがんを疑うようなら1日も早く検査、診断、治療が必要」と力説する。

 腫瘍には良性と悪性があり、悪性の場合は「全身に転移しやすい」という。自覚症状がない場合も多いといい、手術ができるほど早期に発見できるのは非常に幸運なケースとした上で「ここ5~6年でよく効く抗がん剤が出てきている。1年ほどかけてしっかりと治療することで、がんをソフトランディングさせる」と治療法も進歩していることを明かした。

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