「ドラゴン桜」インドネシアでリメーク「ヒットする社会的な素地はある」

[ 2013年8月25日 06:00 ]

 落ちこぼれの高校生が教師の指導で勉強に励み東大合格を目指す姿を描いた日本の漫画「ドラゴン桜」が、インドネシアでリメークされる。同国の文化や社会習慣に合わせた内容で、地元の若手漫画家が作画する。

 インドネシアでは大学進学率が上昇傾向。名門大への受験競争は過熱気味で、担当者は「受験を題材にした漫画がヒットする社会的な素地はある」と期待している。

 舞台は首都ジャカルタの私立高校。目標校は原作の東大から、インドネシア大、バンドン工科大など名門3大学に変更。インドネシア人読者に親しみやすい設定にした。

 リメーク版制作は、アニメなどの版権ビジネスを手掛ける「TGライツスタジオ」(東京)と地元出版大手の共同事業。9月に電子版を配信し、年末に単行本を出す予定だ。日本でドラゴン桜は単行本が累計600万部の大ヒットとなり、阿部寛主演でドラマ化された。

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