森三中・大島 流産していた…24時間マラソン挑戦の理由とは

[ 2013年8月25日 20:30 ]

放送時間内には間に合わなかったものの、出演者の出迎えを受けて武道館にゴールする森三中・大島

 日本テレビ「24時間テレビ36 愛は地球を救う」でチャリティーマラソンランナーを務めた「森三中」の大島美幸(33)が2008年1月に流産していたことが25日、分かった。

 大島の夫で放送作家の鈴木おさむ氏(41)が昨年9月に結婚10周年を祝い、妻に贈ったDVDが同番組で放送されたもの。

 07年末に「神様からの贈り物がありました」。妊娠検査薬を手に喜ぶ大島の姿がカメラに収められていた。メンバーの黒沢かずこ(34)村上知子(33)にも電話で「赤ちゃんができた」と報告。鈴木氏は「子どもが生まれる時まで、ずっとカメラを回して記録を残そう」と決意した。

 しかし、年が明けた08年1月、東京・中目黒の病院に検診に行った大島から電話。「電話に出ると、あなたはただ泣いていました」。鈴木氏はすぐ迎えに行ったが「あなたが泣き崩れる姿を見て、言葉が出ませんでした」。大島は泣きながら「家まで歩いて帰りたい」と言い、その間、ずっと泣いていたという。

 途中のコンビニで、大島が「食べたい」とあんまんを買った。帰宅すると、大島は「カメラを回してほしい」。泣きながら、あんまんを食べる大島が映し出された。夫の前で「少しでも元気なところを見せたかった」と後に大島はあんまんを食べた理由を話したという。

 数日後、大島の母親が何も聞かずにカレーを作っていき、大島にも笑顔が戻った。 

 そして大島は夫に誓った。「これからは(笑いのために)もっともっと体を張っていく」。体を張る―。世の中には人知れず涙を流している人たちがいる。自分が体を張ることで、みんなが一時でも笑ってくれるなら、こんな素晴らしいことはない―。ひどい顔で走る姿を楽しんでほしい―。(完走が)ダメだったら、腹を抱えて笑ってほしい―。これが今回の24時間マラソンに挑戦した“本当”の理由だった。

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