篠田麻里子「来ないとウソついた」 サプライズで板野卒業見送る

[ 2013年8月25日 20:23 ]

アンコールの最中、板野友美(中央)は前田敦子(左)、篠田麻里子(右)から花束を贈られる

 AKB48の東京ドーム公演最終日が25日に行われ、板野友美(22)の卒業セレモニーが開かれた。

 1期生20人に追加加入の篠田麻里子(27)を加えた21人でスタートした初期メンバーは、板野を含めて総監督の高橋みなみ(22)、小嶋陽菜(25)、峯岸みなみ(20)の4人になった。ライブでは、4人で「Pioneer」と「夕陽を見ているか?」の2曲を披露。4人だけのMCでは、高橋が「あっという間にこの日が来た。置いていくの?」と思わず、声を掛けると、小嶋も「ともがやめたら私たち3人になっちゃう」と寂しそうな顔を見せて、4人で涙ぐむ場面も見られた。

 昨年8月に卒業した前田敦子(22)、今年7月に卒業した篠田も駆け付け、初期メンバーの絆を見せたダブルアンコール。板野には映画の撮影(前田)、サイパン(篠田)でそれぞれライブには顔を出せないと話していたといい、「サイパンへ行っていたのは本当だけど、今日来ないというのはウソをついた」と篠田が笑えば、「もっと早く来たかったんだけど、間に合ったから来ました」と前田も板野にほほえみかけて抱き合った。

 メンバーとともに、扉の向こうに去っていく板野の後ろ姿を見送ると、「板野友美はAKB48としての最後の扉を開けました。あの扉の先にはAKB48としてではなく、板野友美としての道が続いていくと思います」と静かに語りかけた高橋。「ともはとっても誤解されやすい子です。すごい意思を持っていて、すごく情熱的で、実は真面目です。最初の頃はいろいろと自分の在り方を悩んだと思います。髪を染めることはAKBにとってはタブーでした。でも、ともは染めてきました。私はこうありたい、そういうふうに思ったんだと思う」と板野の心情を思いやった。「最初はすごく怒られたと思うんです。でも、やり続けた結果、それが正解になりました。とも自身の努力と支えてくださったファンの皆さんのおかげです」と当時を振り返った。

 最後は「これから私たちはここにいるメンバーがAKB48としてやっていきます。いつか来るであろう、最後のドアが目の前に来るまで、歩き続けたいと思います」と板野がいなくなった後もグループを引っ張る総監督として決意を続けた。

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