世界各国でハムレット上演 英グローブ座が壮大企画

[ 2013年8月1日 15:29 ]

 英国の文豪シェークスピアゆかりの劇場、ロンドンのグローブ座が来年4月から2年かけて世界の約200カ国・地域を訪れ、「ハムレット」を上演する壮大な企画を発表し、注目を集めている。

 訪問先は国連加盟の193カ国を上回り、文字通り“世界中”の観客にシェークスピアの魅力を伝える計画。浜辺や宮殿など「その土地ならでは」の場所での上演を検討しているという。日本も訪れるが、時期など詳細はまだ決まっていない。

 英語で上演。一行は飛行機だけでなく、ボートや寝台列車など多様な手段で移動する。出演者は数カ月ごとに入れ替わる。シェークスピアの死去からちょうど400年となる2016年4月23日にフィナーレを迎える予定だ。

 演出を手掛けるピーター・ブルック氏は「世界中にハムレットを届ける冒険的でダイナミックな企画だ」と述べている。

 グローブ座は昨年にも、ロンドン五輪に関連した文化行事として、シェークスピアの戯曲全37作品を1作品ずつ異なる言語で上演する企画を行い、多数の観客を集めた。(共同)

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2013年8月1日のニュース