水谷夫妻「還暦のお祝い」で共演 国村隼「夫婦だと知らなかった」

[ 2013年7月10日 19:47 ]

子役と一緒に記念撮影する(後列右から)水谷豊、伊藤蘭

 俳優の水谷豊と伊藤蘭の夫妻が東京都内で行われた映画「少年H」(8月10日公開)の完成披露記者会見に出席した。戦時中の家族を描いた妹尾河童さんの自伝的小説を映画化。水谷夫妻の共演が約30年ぶり、結婚後だと初めてだったことでも注目された。水谷は会見で、次の夫婦共演を約10年後に実現したいと明かした。

 映画の感想を聞かれた水谷は「見ている間、実は夫婦であることを忘れていました」と真顔で答え、「見てくださる方が見る前に『この2人は夫婦だね』と思うでしょうが、見ている間は夫婦であることを忘れ、終わってから『この2人は夫婦なんだよね』と。そうなればいいな」。

 水谷の妻の役を演じた伊藤は「明るさを失わない、たくましくて頼もしい楽観的な女性像に巡り合えた。こういう作品に声を掛けてくれた水谷豊さんに感謝しています。ありがとうございました」と頭を下げた。

 水谷は14日が61歳の誕生日。夫婦共演について司会が「還暦のお祝いのプレゼントということで出演を依頼されたらしいですね?」と聞くと、水谷と伊藤は照れ笑い。水谷は「そうですねえ」と言うと、しばらくマイクを握ったまま黙り込んだが、「次は古希のお祝いに」と再び共演したいとの考えを打ち明けた。

 一方、近所の人の役で共演した国村隼は「水谷さんと蘭さんが実際の夫婦だということを、現場でしばらく知らなかったんです」と告白し、笑いを誘っていた。

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2013年7月10日のニュース