サザン 5年ぶり復活!新曲&全国ツアーも

[ 2013年6月25日 06:00 ]

 08年の活動をもって無期限で活動休止していた5人組バンド「サザンオールスターズ」が、5年ぶりに復活する。8月7日に新曲「ピースとハイライト」を発売。さらに、直後の10日から全国ツアーを敢行するなどアクセル全開。デビュー記念日の6月25日から35周年イヤーに突入し、桑田佳祐(57)は「再会を祝してオッパイ!…じゃなくてカンパイ!」と自ら復活を祝った。

 国民的バンドが5年の沈黙を破り、帰ってくる。「サザンの活動再開をここに申し上げます。5年間お待たせして、本当に申し訳ありませんでした。勝手ながらビッグサプライズをと思い、この数カ月間事実を黙していたことを心よりおわび申し上げます」。熱い胸騒ぎを抑えるように、桑田は復活を告げた。

 活動再開を決めたのは今年3月。ソロでの活動に一区切りついたタイミングだった。昨年から、「35周年をどうするか?」とスタッフに問われていた桑田。すぐに答えは出なかったが、振り返れば08年の休止以降、食道がん手術、東日本大震災の発生など、音楽活動を揺るがす一大事があった。サザンのあり方をあらためて考えた結果、メンバー全員が「ファンや多くの人たちと、楽しめるときに大いに楽しもうじゃないか」という思いで一致。足並みがそろい、3月下旬に制作活動を開始した。

 復活第1弾となる新曲「ピースとハイライト」は、これぞサザンの十八番と言える、ポップなサマーチューン。歌詞のテーマは、平和への願いだ。現代社会の情勢や日本を取り巻くアジアの問題などに目を向けており、♪希望の苗を植えていこうよ 地上に愛を育てようよ――と歌う。

 そして、新曲発売3日後の8月10日に全国ツアーが開幕。10年ぶりの野外スタジアムツアーで、5都市9公演で約35万人を動員。初日は、08年8月24日に活動休止前最後のライブを開いた横浜市の日産スタジアム。「またいつかここで会いましょう」と誓ったファンとの約束を果たす。さらに、桑田の故郷・神奈川県茅ケ崎市にも凱旋する。

 音楽番組への出演も調整中で、徐々に活動を本格化させていく。「デビュー以来35年もの間、こうしてやってこられたことはすべて皆さんのおかげです。これからもどうぞよろしくお願い致します。再会を祝してオッパイ!…じゃなくてカンパイ!」と桑田。お祭り男が日本の夏をより熱くする。

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2013年6月25日のニュース