さしこ やっぱりヘタレ女王!?次回選挙「もういいや」

[ 2013年6月10日 06:00 ]

AKB総選挙を報じるスポニチを手に笑顔でポーズする指原莉乃

AKB第5回選抜総選挙から一夜明け

 衝撃的な結末だったAKB48の第5回選抜総選挙から一夜明けた9日、1位になったHKT48の指原莉乃(20)が都内で心境を語った。前夜に起こした“奇跡”を振り返り「キリのいいところで“もういいや”っていう気持ちもある」と次回は出馬しない可能性を示唆。早くもセンターのプレッシャーを感じ、いつもの“ヘタレ節”が飛び出した。
【AKB48総選挙2013開票結果】

 前夜は都内に宿泊し、深夜1時に就寝。7万の大観衆を前に行われたコンサート、総選挙と続いて「究極に疲れて、すぐ寝ました」。心地よい疲労感を漂わせながら、新女王の余韻に浸った。

 この日朝、まず目にしたのはスポニチ本紙などスポーツ紙の1面。「これからの人生でいろんな新聞の1面を飾ることはもうないと思うので、凄くうれしい」と声を弾ませた。

 篠田麻里子(27)の突然の卒業発表、SNH48宮澤佐江(22)のAKB48兼任辞退。指原自身が一番驚いていた女王・大島優子(24)超え。サプライズの連続に「いろんなメンバーが自分の意思で行動している。これは明るい話題。私の1位は明るいかどうか分かりませんが…。最終的にみんなの意思が見えた良い総選挙だったと思う」とイベント全体の大成功を強調した。

 だが、連覇への抱負を聞かれると苦笑いを浮かべ頭を抱えてしまった。「来年のことをもう考えなきゃいけないんですよね」と気持ちの整理はまだつかない様子。「(第1回から)今まで順位が全部上がっていてこれ以上はない。キリのいいところで“もういいや”っていう気持ちもある」といつものヘタレ節が飛び出した。続けて「ファンの方が応援してくださってるうちはやっぱり出なきゃいけないですよね…」と語ったが、早くもセンターの重圧を感じているのは明らかだった。

 「私は可愛くないし歌も下手」と自虐気味に語るヘタレキャラ。気楽なポジションでいじられてこそ輝いてきたAKBのマスコット的存在が、一夜にして御輿(みこし)を担がれる立場になった。次回作(8月21日発売)は、B’zの13作連続ミリオンに並ぶ歴代1位タイのセールス記録がかかる。新米センターにかかる重責はあまりにも大きい。
 
 そんな指原にとって心強いのが、センター曲でミリオンセールスを経験した2位大島、3位渡辺麻友(19)だ。総選挙終了後、大島からは「センターに立った人にしか分からない苦労はあると思うから一緒に頑張ろうね。この1年の頑張りぶりを見ていたら納得できる結果だよ」とエールを送られ、渡辺も「ちゃんと支えていく」と献身的に語ってくれた。

 「(センター曲は)秋元さんのことだから絶対変な曲になるでしょうけど、どんな状況でも楽しめればいい。もっとHKTの名前を全国に広げたい」。プレッシャーを乗り越え期待に応えた時「総選挙連覇」を堂々と宣言できるはずだ。

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2013年6月10日のニュース