復興大使に大助・花子 大船渡市が任命「笑いで元気に」誓う

[ 2013年6月10日 18:40 ]

岩手県大船渡市の復興応援特別大使に任命され、戸田公明市長(中央)と握手する宮川大助・花子

 東日本大震災で被害を受けた岩手県大船渡市は10日、夫婦漫才で人気の宮川大助・花子を市の復興応援特別大使に任命した。任期は「復興する日まで」。震災前に市で公演した縁で慰問を続けてきた2人は「笑いで被災者が元気になれるよう役に立ちたい」といっそうの活躍を誓った。

 大助らは約60人の職員らが出迎える中、胸に「絆」の文字が入ったTシャツ姿で登場。戸田公明市長は2人の支援に感謝しながら委嘱状を渡し「今後は復興のありさまを全国に発信してほしい」と期待を寄せた。

 意気込みをしゃべろうとして口ごもった大助をやり込める話術で早速、職員を笑わせた花子は「これからは悲しい涙でなく明るい涙を流してもらいたい」と記者団に話した。

 2人は被災地を20回以上訪れて支援物資を届けたり、仮設住宅で漫才を披露したりしてきた。市はほかにも適任者を探して大使に起用し、復興をPRする方針だ。

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2013年6月10日のニュース