闘病中も演技メモ「コピーできない演技とは…」

[ 2013年4月16日 06:00 ]

三国連太郎さんが闘病生活中に書き残したメモ

三国連太郎さん死去

 「過ぎた日は再び迎えられない。演技もまったく同じである」――。三国さんは、闘病生活中も演技についてのメモを書き残していたことが15日、分かった。

 メモが見つかったのは三国さんが入院していた病室の机の引き出し。切り取った手帳のページに赤いボールペンで「(演技は)再現できない。運命的な“物”である」「コピーできない演技とは経過そのものであったと認知した」「50年目にやっと認知した。(中略)遅かった」などと自筆で書かれていた。

 手帳は2008年版だったが、妻の友子さんによると、三国さんが書いたのは入院生活をしていた2~3年前だという。また、昨年5月ごろ、病状が悪化したときに書いたとみられる「ついに終末の刻(とき)に逐(お)い詰められたようだ どう闘って生きるか? 連」という走り書きも残されていた。

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2013年4月16日のニュース