「釣りバカ」脚本の山田洋次監督「重い重い錨」

[ 2013年4月16日 06:00 ]

松竹「息子」初日舞台あいさつに登場した(左から)三国連太郎、和久井映見、永瀬正敏、山田洋次監督(91年10月)

三国連太郎さん死去

 「釣りバカ日誌」シリーズの脚本を務めた映画監督の山田洋次氏(81)は「一本の作品にワンカット出演するだけで、その作品全体がぐっと安定する、三国連太郎さんはそんな錨(いかり)のような、重い重い錨のような俳優でした」と話した。

 「もう見ることができない、あの大きなどっしりした体、彫りの深い顔、そして魅力的なバリトンの声が再び聞けないことを、心からさびしく、悲しく思います」と別れを惜しんだ。

 この日は、自身の最新作「小さいおうち」(来年1月公開)の製作発表に出席。初の恋愛映画で、「(出演者とともに)僕も一緒にドキドキしてます」と話していた。

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2013年4月16日のニュース