D・ホフマン 樹木希林のほおに突然キス「40年前、デートしたよね」

[ 2013年4月9日 15:29 ]

樹木希林(右)の肩を寄せキスをするダスティン・ホフマン

 初の監督作「カルテット!人生のオペラハウス」(19日公開)のPRのため21年ぶりに来日した米俳優のダスティン・ホフマン(75)が9日、都内で記者会見を開き、女優の樹木希林(70)がゲストとして登場した。

 D・ホフマンのデビュー作「卒業」からのファンだという樹木は、「こんなにたってから直にお目にかかれるとは思ってもいなかった」と初の対面に感激。手にはデジカメを持ち、「孫に是非、写真を撮ってくれと頼まれました」と照れ笑い。司会者から「日本アカデミー賞の主演女優賞を受賞した有名な女優」と紹介されても、「ケタが違います」と恐縮し、笑いを誘った。

 これにホフマンは「ここでマスコミに本当の事を言わないといけませんね」と唐突に切り出し、「40年前、デートしたよね。彼女は本当にホットだったよ」と樹木の肩を抱き寄せ、頬にキス。粋なジョークに会場は大きくわいたが、樹木は「私には40年間別居している夫がいて、非常に困りました。いまだに愛情を持ち続けていてくれて、やきもちがあるので、殺されないように」と夫のミュージシャン・内田裕也(73)を引き合いにジョークで返してみせた。

 同映画は、引退した音楽家たちが暮らす老人ホームを舞台に、人生の意味を問いかける物語。75歳での初監督にホフマンは「オールドエイジレボリューション(老人たちの革命が起きている)」と衰えぬ熱意。映画に感銘を受けたという樹木は「さんざん、やんちゃをしてきた」と歩んできた道のりを振り返り、「子どもたち、孫たち、夫にも真から愛情を頂けるような私になりたい。これからの人生の目的」と大勢の前で誓っていた。

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2013年4月9日のニュース