D・ホフマン 75歳初監督のきっかけは妻の“離婚宣言”

[ 2013年4月9日 16:21 ]

 初の監督作「カルテット!人生のオペラハウス」(19日公開)のPRのため21年ぶりに来日した米俳優のダスティン・ホフマン(75)が9日、都内で記者会見を開いた。

 これまでも監督する機会をうかがってきたが、さまざまな事情で断念。しかし、同作の脚本と出会い、初監督に踏み切ったのは、35年連れ添った妻の後押しがあったという。

 「あなた、今やらなければいつやるの?75歳じゃない」と言われ、さらに「この脚本を監督しなければ別れるわ」と離婚を切りだされたという。ホフマンは「ヒットしなかったら僕がお前と別れるぞと言い返しました」と苦笑いで振り返ったが、映画は見事に大ヒット。起用したベテランミュージシャンたちも「彼らは70代、80代、90代だけど、また新たな命を吹き込むことができた。彼らの若返りを見るだけでも価値があると思える体験だった」と敬意を払った。

 自身はかつてピアニストを目指していたと話し、「俳優はセカントチョイス(2番目の志望)だった」と告白。会場を驚かせた。

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2013年4月9日のニュース