2児の父の決意 金子貴俊「父ちゃんも身を粉にして頑張らないと」

[ 2012年12月13日 16:12 ]

明治座創業140周年記念舞台「かたき同志」製作発表に出席した金子貴俊

 俳優の金子貴俊(34)が13日、都内で行われた明治座創業140周年記念の舞台「かたき同志」(2013年2月3日~28日)の製作発表に、主演の藤山直美(53)、三田佳子(71)らと出席した。

 「初めて共演させていただく方も多くて、非常に緊張しております。その緊張とは反対にうれしさもあり、僕にとってチャンスだと思っています」とあいさつした金子。石井ふく子氏(86)による演出の作品は初参加。「僕も母子家庭で育ったので、重なる部分もある。涙なしには読めない台本。石井作品は初めての参加なので、足を引っ張らないように、途中で船から突き落とされないように、がむしゃらに泳いででも皆さんに付いていきたい。うまく身の振り方をお芝居の中だけでなく、稽古場でも作っていけたら」と意気込んだ。

 金子は4日に第2子となる女児が誕生したばかり。「先日、2人目の子供が生まれまして、(今年は)非常に良い年でした。この『かたき同志』という本で身を粉にして働く(金子の母役の藤山演じる)かめさんの姿を見て、父ちゃんも身を粉にして頑張らないとなと思った。親の心子知らずというのも改めて感じた。そういう意味で、すごくいいタイミングでいい作品に出合えた。来年は死ぬ気で頑張ろうかな」と父としての決意を明かした。

 また、舞台で金子演じる清太郎の恋人、呉服問屋越後屋の一人娘を演じる小林綾子(40)は「十代の役なので、今の自分は全部忘れて十代に戻って、元気よく演じたい」と気合いを入れていた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年12月13日のニュース