三田佳子ニッコリ「私には優しい」 藤山直美の“評判”否定

[ 2012年12月13日 16:36 ]

明治座創業140周年記念舞台「かたき同志」製作発表に登場した三田佳子(左)と藤山直美
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 明治座創業140周年記念舞台「かたき同志」の製作発表が13日、都内で行われ、藤山直美(53)、三田佳子(71)ら出演者が顔をそろえた。

 江戸の街で繰り広げられる笑いと涙ありの下町人情喜劇。これまで幾度となく舞台化されている作品だが、今回は主人公の2人の母を藤山、三田が演じる。2人の共演は20年ぶり。

 「私は長屋で商店街をママチャリで走っているような役者なんですが、ちょうど対角線の遠いところにいるのが三田佳子さん。スターというものはこういう人のことを言うんなんだと思った記憶がある。20年経っても共演させていただけて、よかった」と三田に恐縮しまくりの藤山。

 これに対し、三田は「中身はいたって庶民的です。大阪生まれですし、直美ちゃんとは気が合うと思う。直美ちゃんは怖いとかいう評判が立っているけど、私にはこんなに優しい。若い頃に共演しておくといいですね」と返し、笑わせた。

 演出を担当する石井ふく子氏(86)からは「再演というより、これが初演のつもりでやります。2人は重労働を覚悟してください。私も負けずに走り回って演出します」とハッパをかけられた2人。「切腹する前の人の気持ちがよく分かりますね。毎日コツコツ努力します」(藤山)、「いじめのごときセリフがある。90(歳)までは現役で頑張るつもりですので、何とか初日までには喜んでいただける芝居をできるようにしたい」(三田)と話し、それぞれ初日まで精進することを誓った。

 東京公演は2012年2月3日、明治座にて開幕する。

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