生まれ変わっても一緒に舞台を…藤山直美 勘三郎さんへの思い語る

[ 2012年12月13日 14:51 ]

明治座創業140周年記念舞台「かたき同志」製作発表で目に涙を浮かべ、勘三郎さんへの思いを語った藤山直美

 女優の藤山直美(53)が13日、都内で行われた明治座創業140周年記念の舞台「かたき同志」(2013年2月3日~28日)製作発表に、共演の三田佳子(71)らと出席。5日に57歳で亡くなった歌舞伎俳優の中村勘三郎さんへの思いを語った。

 藤山は多数の舞台で共演するなど、勘三郎さんと親交が深かった。「いまだに亡くなったって思いたくない。テレビ画面とかは、まだよう見られない。勘三郎さんはお役目を持って舞台に立たれていた方だったんだなと思う。大きなお役目をお持ちの方だった」としみじみと話した藤山。

 「ご家族は寂しいかと思うけど、お2人の息子さんがすばらしい役者として残ってらっしゃる。お2人は志を継いで舞台に立たれると思う。中村勘三郎という方はいらっしゃらないけど、お2人の息子さんを通じて、あの方と同じような夢を見させていただけたらうれしい」と長男の中村勘九郎(31)と次男の中村七之助(29)への期待を口にした。

 最後は「早く生まれ変わってきてくださいね。私も生まれ変わってたら声かけてくださいね。私も見つけたら必ず声かけます。また2人で次の時代でも生きていければ幸せだと思います。世の中で一番落ち着きのない男の人を探したら勘三郎さんでしょうね。巡り会えたことを感謝しています。勘三郎さん、ありがとうございました、お世話になりました」と目を潤ませながら、故人へメッセージを送った。

 一方、勘三郎さんとは共演経験こそなかったが、親交はあったという三田。「儚いっていうか、山田五十鈴さんや森光子さんが亡くなってショックを受けていたのに、あの若さで…。役者として昇りつめていらしたので、もったいなかった。すっごく残念で、私と変わってあげたらよかったのかなと思う」と故人をしのんだ。

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