“シンガーソングハイカー”加賀谷はつみ“最高”デビュー

[ 2012年11月21日 06:00 ]

メジャーデビュー記念ライブを行う立山連峰に登頂した加賀谷はつみ。一面の雪景色に笑顔

 「歌って登れる」が売りの異色の新人歌手、加賀谷はつみ(27)が、北アルプス立山連峰にある日本一標高の高い天然温泉の山小屋「みくりが池温泉」(標高2410メートル、富山県)で19日、“史上最高”のデビューライブを成功させた。

 加賀谷と同行スタッフが山小屋に向かった19日午後は、気温マイナス10度。強風の中、加賀谷は大切なギターを背負い、頬にあかぎれをつくりながら夕方近くに山小屋にたどり着いた。

 ライブでは、ファンや山小屋のスキー客ら約100人が集まった中、デビュー曲「本日のスープ」など5曲を披露した。山小屋のスタッフがケーキと花を麓から運んで用意しており、心のこもったサプライズに感激していた。

 山小屋にスタッフと泊まり、翌朝は吹雪の中、現地ガイドに付き添ってもらいながら下山。デビューと同時に冬山の厳しさも経験し「一面銀世界で、とても美しくぜいたくなメジャーデビューになりました」と喜んでいる。

 加賀谷は今年3月に八ケ岳の北横岳(2480メートル)に登頂するなど、大の山好き。「シンガー・ソングハイカー」という呼び名で話題になっており「もっと多くの方々に歌を聴いていただけるアーティストを目指します。そして、いつかは富士山の山頂でもライブをしてみたいです」と日本一を目指すことを誓った。

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2012年11月21日のニュース