モー娘。 世界握手ツアー!総移動距離約2万5000キロ

[ 2012年10月18日 06:00 ]

タイの世界遺産ワット・ポーの有名な涅槃像を前に手を合わせるモーニング娘。(左から)石田亜佑美、道重さゆみ、田中れいな、飯窪春菜、譜久村聖

 モーニング娘。が17日、タイの首都バンコクでデビュー15周年を記念した握手会を行った。女性アイドルグループ史上初の世界握手会ツアーの一環で、4都市を回り、総移動距離は約2万5000キロ。“ほほ笑みの国”での熱烈な歓迎に、11人組をまとめるリーダー道重さゆみ(23)は「アイドル界の世界遺産を目指します!」と満面の笑みを浮かべた。

 渋滞都市バンコクの人気複合商業施設「ゲートウェイエカマイ」。4階まで吹き抜けになったステージを囲んだのは約3000人。「こんなに人が集まったのは見たことがない」と施設の関係者も舌を巻くほどの熱気に包まれた。

 「さゆ!」「ふくちゃ~ん」など、それぞれの愛称で迎えられたメンバーたちはタイ語で「サワディーカー。モーニングムスメ。カー(こんにちは。モーニング娘。です)」とあいさつ。道重は「こんなに会いに来てくれると思わなかった」と感無量の表情を浮かべ「チャンラックンカー!(愛してます)」と大声援に感謝。新作アルバム「(13)カラフルキャラクター」の現地版を購入した約500人と固い握手で交流を深めた。

 握手会ツアーは海外のファンにも感謝の思いを直接伝えようと実施。事務所の方針で、道重ら高校生以上のメンバー5人が台湾・台北、バンコク、仏パリ、韓国ソウルを巡る。総移動距離約2万5000キロは、1周約4万キロの地球の半周分より長い。所属事務所関係者は「言葉は分からないかもしれないが、日本のアイドル文化を象徴する握手会を通じて海外から支えてくれた人たちに御礼をしたかった」と説明している。

 既に公演経験もある台湾に続き、2国・地域目となったタイへは初上陸。現地ファンによると、複数の私設ファンクラブが存在し、のべ1000人以上が加入。「ユーチューブ」など動画サイトを通じてモー娘を知り、仲間同士でDVD観賞会が定期的に開かれるなど熱心なファンが多い。

 イベント前には世界遺産の寺院「ワット・ポー」を訪問。タイの民族衣装「チュッタイ」を着て、ツアーの成功を祈願した。道重は「世界に共通する(私の)かわいさを伝えていきたい」と得意顔。田中れいな(22)は「次はコンサートを見てほしい!世界ツアーをしたいな」と抱負を語った。今後は30日にパリ、11月7日にソウルに向かう。モー娘15年の感謝の旅は続く。

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2012年10月18日のニュース