染五郎の転落事故 原因は誤って足踏み外す

[ 2012年8月28日 18:43 ]

 東京・国立劇場で歌舞伎俳優市川染五郎(39)が右側頭部などを打撲した転落事故は、踊っていた染五郎が誤って足を踏み外したのが原因とみられることが28日、分かった。松本幸四郎事務所などが明らかにした。

 事故当時は共演者が昇降装置で舞台から退場した後で、染五郎は装置が下がったままの状態だと認識していたが、後ろ向きに落ちたという。

 また、東京・新橋演舞場は染五郎の休演を受け、9月1日からの「秀山祭九月大歌舞伎」の配役変更を発表した。

 昼の部の「寺子屋」は、染五郎が演じる予定だった松王丸役を中村吉右衛門が、武部源蔵役を中村梅玉が演じる。夜の部の「時今也桔梗旗揚」の小田春永役の代役は中村歌六。

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2012年8月28日のニュース