大島優子が描く未来予想図「このままブレーキ掛けず走り抜けたい」

[ 2012年8月21日 09:20 ]

6月のAKB48選抜総選挙で1位に返り咲き、笑顔を見せる大島優子

AKB48・大島優子インタビュー(1)

 AKB48のシングル27弾「ギンガムチェック」が29日に発売される。6月の選抜総選挙で1位になった大島優子(23)が一昨年8月の「ヘビーローテーション」以来2年ぶりにセンターを務める。24日からの東京ドーム公演、27日の前田敦子(21)卒業の直後のリリースとなるため、新たな船出の一作でもある。大島に現在の心境を聞いた。
【大島優子】

 ――センターの重圧を感じますか?

 「やはり、総選挙でいただいたセンターは意味が違うのかなと思いますね。ファンの人がここに立たせてくれたんだということが常に気持ちの中に入っています。それに感謝しながらやるのが自分にとって重要なことだと思います。センターに立たせていただいた幸福感を感じながらやってます」

 ――総選挙で1位になった後の記者会見で「センターをいただいて“AKBをもっと鍛え上げなくちゃ”という気持ち」と話していましたが、あれはどういう意味だったのでしょう?

 「(総選挙前は)ちょっとだれてたんですよね(苦笑い)。AKBの中の風が生ぬるくなってました。シングルを出してミリオンになったとか1位を獲ったとか、歌番組にもいっぱい出させていただくことも当たり前のようになって、みんなが何もかも慣れてしまって生ぬるい風が吹いてたんです。でも、総選挙で風が変わったと思います。あの時、みんなのコメントを聞いたり、話している時の姿を見て“変わっていくんだなあ…”って思って、自分もそんな気持ちでやっていこうと思いました」

 ――総選挙では「メンバーの士気の高さを感じた」とも話してましたね?

 「あんなに変わるとは思ってなかったんです。みんな、自分の順位に納得するか納得しないかということに発言がとどまるかと思ったんですけど“AKBをこうしたい!”とか、あそこで切磋琢磨(せっさたくま)する姿を見られたじゃないですか!?あんなにストレートに表現される場はこれまでAKBになかったから、それを目の当たりにして、自分も身に染みたところがありました」

 ――篠田麻里子さんが後輩たちに放った「つぶす気で来てください」という発言に大きくうなずいていましたが、やはり大島さんにもそういう気持ちがありましたか?

 「ずっとあったんですけど、それを言っていいものかどうか分からなくて、あそこで麻里子ちゃんが言ってくれたことで“あ、言って良かったんだ。言ってくれてありがとう”って思いました。私が考えていたことはみんなも考えていて、間違いじゃないと認められたような感じがしました」

 ――これからセンターとしてAKBをどう引っ張っていきますか?

 「引っ張っていくつもりは一切ないです(笑い)。今までも引っ張ってきたつもりはありません。みんなで歩いて、ちょっと速足になって、それから突っ走ってきたという感じなので、このままみんなでブレーキをかけずに走り抜けていきたいと思います。私がセンターになったからと言って、みんなを引っ張ったり背負ったりするつもりは一切ないです」

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2012年8月21日のニュース